合唱を続けるきっかけとなった曲『サウンドオブミュージック』
私の家には、小学生の頃(60年近く前)からステレオがありました。田舎なので、少々大きな音を出しても文句をいう人はいません。ですから、レコードをよく聞いていました。レコードを聴き始めたのは三橋美智也、カルメン(前奏曲等)、ドリス・デイ、アンディ・ウィリアムズ、弘田三枝子等です。
ある日、姉がLPを買ってきました。それが、この『サウンドオブミュージック』です。当時の私は、人前で、話すことが苦手で、家の中でもあまり話すことがありませんでした。一言でいうとシャイでした。学校でも、友達が極端に少なく、遊び友達は限られていました。今から考えると、人前で話せるようになったきっかけは、高校から合唱を始めたからだと思います。音楽は、周波数が複雑に絡み合い調和し、聴く人の心を揺さぶります。また、自分自身が音楽を実践する立場になると、音楽の周波数が、自分に直接取り込まれ、癒され高揚していく自分に気付きます。ただ、音楽によっては、癒すのではなく善悪の判断を考えず士気高揚してしまう音楽になってしまう場合もあるので、使い方を間違わない様にしたいものです。煽る音楽は、時と場合によるので軽挙妄動は慎み、調子に乗らず、常に冷静に行動したいものです。
という事で、66歳の男のひとり言は、音楽に戻って話していきたいと思います。今までは、ソロ歌手の一曲という事で話してきましたが、今回の曲は、ソロ曲だけなく、映画音楽でもあるし、合唱曲でもあります。この曲を最初に聞いたのは、映画なのかレコードなのか思い出せませんが、どちらにしても、映画とその音楽の素晴らしさは、今でも色褪せないままです。この映画の中で、私にとって特別な思い出の曲がいくつかあります。それは、『エーデルワイス』と『サウンドオブミュージック』と『ドレミの歌』です。
先ずは、『エーデルワイス』から話していきたいと思います。この曲は、私が、高校の合唱部に入って高校の文化祭で初めてソロを任せられた曲です。というより、人生初めてのソロです。自分にソロが決まってからというもの、一つ年上の先輩(合唱部の部長)から毎日のように特訓を受け練習をしました。発声のはの字も知らない新人にこの曲を歌わせたのです。どういったいきさつで私が、この曲を歌うようになったのかは、思い出せませんが、恐らく、パートがトラップ大佐と同じように低い声だったからだという事と、声が誰よりも大きかったからでしょうか。これは、余談ですが、私達合唱部の練習場所は、ブラスバンド部と同じ音楽教室でした。当然、トランペットも練習します。ペットは、音楽教室どころか学校中に響き渡ります。その音の大きさに、張り合って私は、大きな声で発声練習をします。ペットの人は、びっくりして私をちらっと見ていました。そういう事が功をそうしたのかもしれません。
本番で歌う場所は、直方市民会館です。この場所で私は一人でソロをするのです。私は、練習をすればするほどどんな風に歌えば良いのか分らなくなってしまい、本番は、只々緊張で何をどうやって歌ったか、気が付けば終わってしまっていたような感じです。後日、この様子を写したビデオを見る機会がありましたが、たくさんのクラスの仲間も観ていたため、目と耳をふさいで自分の出ている所は何も見ないままでした。兎に角恥ずかしかった。それしかなかったようです。とは言え、この時の経験が、教師になって役に立つのです。私は、小学校の教員でしたので、児童にこの曲をよく歌って聞かせていました。もちろん、英語の歌詞で歌って聞かせました。その当時の小学生は、英語を習っていませんので、突然聴いた英語に目を白黒させていたように思います。そして、私の声の大きさにも驚いていたようです。自信を持って児童にお手本を示すと、児童は、目を輝かせるものです。それは、絵でも字でもバスケの動きでもそうでした。私の一番の自信のあるものは、この歌声なのです。お陰様で、私が教えたクラスは、どのクラスも音楽が好きなクラスになっていたような気がします。とは言え、先生仲間で私の噂は、『宇宙戦艦ヤマト』の歌の旨い先生として、どの学校に赴任しても、必ず、宴会で歌わさせられていました。流石に『エーデルワイス』では、宴会で、受けませんよね。しかし、私にとって初めての一番のオハコは、と聞かれればこの『エーデルワイス』かもしれません。大学になってからは、この曲から『ホワイトクリスマス』に変わりますが、それは、また後でお話しすることになると思います。この『エーデルワイス』は、バリトンボイスで歌うのですが、今から考えてみると私の声は、どちらかというとベース(バリトンより低い声域)に近かったので、この『エーデルワイス』は、あまりあっていなかったかもしれません。しかし、このメロディーは、歌うのも聴くのもわかりやすく歌いやすく簡単なのが、とても素晴らしいところです。ところが、歌いこめば歌いこむほど、この歌の難しさに気付かされました。
次に『サウンドオブミュージック』です。これは、映画のタイトルにもなった曲ですので、『エーデルワイス』と同じくらい有名な曲です。この題を和訳すると音楽の響きという事になると思います。響きという言葉は、レイキの中で、よく使われる言葉です。レイキでは、漢字で書かず、ひらがなでひびきと書くことが多いようです。この曲は、オープニングでジュリー・アンドリュース(役名マリア)が歌い、7人の子供たちが、お客様の歓迎で披露する時にこの曲を歌います。その子供たちの歌を聴いたトラップ大佐が、その音楽の響きに引き込まれるように思わず歌い始めます。その時の場面と歌の素晴らしさは、思い出すだけで、心が響いて来るのです。この音楽の響きは、世界中でヒットし、『風と共に去りぬ』の興行収入を上回り1965年当時の世界一の興行収入をあげたそうです。この映画会社は、62年に『クレオパトラ』で大赤字を出し、倒産寸前だったそうですが、このヒットで会社が立ち直ったという話を聞いています。音楽の響きは、世界中の人々を感動させました。レイキのひびきも世界中の人々の健康と幸せに貢献しています。コロナ禍やウクライナ戦争の今、人と人の絆が一番必要な時です。『サウンドオブミュージック』も同じく戦争の真っ只中、ザルツブルグで起きた事です。トラップファミリー合唱団は、戦後アメリカに移り住み各地でコンサートをします。アメリカは、戦地になりませんでしたが、戦争の傷は残ります。その傷を癒す貢献をした、ファミリー合唱団の響きはアメリカ中に広がり、それがこの舞台や映画につながったのだろうと思います。
最後に『ドレミの歌』です。この歌は小学生が良く歌う人気の曲です。ドーはドーナツのド、レーはレモンのレー、ミーはみんなのミーという皆が良く知っている歌です。この歌は、歌詞を教えなくても、伴奏をすれば誰でもすぐに歌える超人気曲でした。ただ、何も言わないと調子に乗ってドラ声で歌ったり足を鳴らしたりする、その気持ちを抑えるのが大変です。音楽は、人の心を調子に乗せ煽る要素もあります。この曲はその典型なのかもしれません。どちらにしても、人の心を元気にする歌には違いないようです。
『サウンドオブミュージック』には、この三曲以外にももちろん、素晴らしい曲がたくさんあります。
『すべての山に登れ』『私のお気に入り』『自信を持って』『もうすぐ17歳』などです。今、私は、レイキがエネルギーである事を体験として実感しています。同じように音の響きもエネルギーである事が、この映画がヒットする事で証明されたと感じています。レイキも音楽もエネルギーを持っています。
レイキも音楽も人の心や身体を癒します。また、Neospace fuuのHPのように、レイキの目的は『入り口は健康、悟りがゴール』と書きました。音楽にも同じような働きがあります。仏教もキリスト教も音楽と深く関わりがあります。田舎に住む人は都会に住む人より幸福感が高いと言います。田舎の人は、自然の音に触れ合う時間が多くあるからだそうです。私も田舎に住んでいるので、鶏の声や鳥のさえずりそして川のせせらぎの音、虫の声等に多く接し癒されています。カエルやセミの声には少し嫌になる事もありますが、そういう音(ひびき)に知らず知らず癒され続けています。しかし、この自然の音は、いつでも好きな時に聞けるわけではありません。ところがレイキは、テレビを見ている時でも人と話をしている時でも寝ている時でも自由に一人でできるのです。頭やお腹が痛くなったらただ、手を当てればいいのです。それを続ける事で、知らず知らずのうちに自然治癒力や免疫力が高まります。ちょうど、気に入った歌を覚えるのに似ています。歌を覚え歌いこむ事で歌うエネルギーが増し、やがては、自分や聴く人へエネルギーが伝わるのです。伝わった時、背中がゾクゾクっとしたり、涙が出たりします。それと同じように、手を当てる事で、そのエネルギーが触れられたところに伝わり、温かくなったり、ビリビリしたりする感覚が生まれます。それをレイキではよくひびきと言うのです。中には、全く何も感じない方もいますが、続ける事で健康的になった自分が実感できる日がきっと来ると思います。
レイキは、最高の宇宙エネルギーで、しかも愛に満ちたエネルギーです。ゆえに、レイキは、どんな人でも癒します。自己嫌悪に陥っている人、疑心暗鬼になっている人、閉塞感に陥っている人、自己肯定感の低い人、健康に自信のない人、人間関係に悩んでいる人、等々です。音楽は、環境によって、耳を傾ける事が出来ないことがあります。しかし、レイキは、いついかなる時でも手を当てることが出来ます。いえ、手をあてることができなくても、遠隔で自分自身や他者にでもヒーリングができるのです。例えば、届かない背中や地球の反対にいる友に対してでもヒーリングが出来るのです。この事は、信じることが出来ないと言われる人もいると思います。ですが、レイキは、施術する人や、される人が信じようが信じまいが、これは、現実に起きるのです。
植物や動物は、レイキがあるとかないとか言葉がないので、全くわかりません。ですが、愛情深く手をかけてきた植物や動物は、すくすくと良く育ちます。知らないうちに、人はレイキを行ってきたのです。レイキマスターからアチューンメント(エネルギー伝授の個人指導)をしてもらえば、レイキパワーは、強力にアップし、その日から自分にも人にも施術ができるようになるのです。
ピアノを習ってプロになるには、何年かかるでしょう。小学校に上がる前から始めて音楽大学を卒業し、ピアノの演奏家やピアノの先生になるまで、天才であっても10年はかかりそうです。気が遠くなります。それに比べて、レイキは、若かろうが年老いていようがいつから始めても、レイキを始めて数時間で、このレイキを自分にも人にも使えるようになるのです。したい時にすれば良いのです。一度アチューンメントを受ければ、その力は死ぬまで、衰えません。しかも、一度に何人でも施術できます。まるで、ピアノの演奏会で視聴者の全てを同時に感動させるようにです。
少し、文章が長くなったので、これで、終わります。レイキも音楽も素晴らしい宇宙エネルギーを持ったものである事とこの二つを同時に使い分けながら、これから生きる人々に役立てて欲しい気持ちで話してきました。そのためには、レイキをどこかで体感する必要があります。Neospace fuuのホームページを見られて、来られる人がたくさん増えればと願ってやみません。