癒しの音楽編 (『ホワイトクリスマス』=ビング・クロスビー)

この『ホワイトクリスマス』のシングルは、ア—ヴィング・バ—リンの作詞・作曲でビング・クロスビ—が歌った名曲で、世界で最も売れたシングルです。(色々諸説あり)なんと、世界で5000万枚も売れたそうです。また、クロスビー以外のシングルを含めるとこれまた、1億枚というから驚きです。クリスマス間近になるとどこかで聞こえてくる曲です。ブログも40回目で、きりが良く相応しい曲だと思い、この曲を選びました。クリスマスにはなくてはならない曲といってもおかしくはありません。

目次

 Ⅰ ビング・クロスビーについて

 Ⅱ 癒しの音楽編  (『ホワイトクリスマス』=ビング・クロスビー)

 Ⅲ 私は、キリスト教徒ではないのに、クリスマスになると何故ウキウキするの?

Ⅰ ビング・クロスビーについて

 ビング・クロスビー(1903~1977)は、アメリカ合衆国の歌手、俳優。世界初のマルチ・メディアスターと言われています。20世紀を代表する世界的な人気と影響力を持つ音楽家です。ワシントン州タコマで生まれ、高校時代から、演劇や音楽に関心を持ち、大学では法律を学ぶが、友人とジャズ・バンドを結成するとほどなく大学を中退し、プロミュージシャンとなります。1926年には、人気オーケストラの歌手として入団し、3人の男性コーラスグループを結成し、人気グループとなります。ソロで1931年、『アイ・サレンダー・ディア』がヒットしたころからソロとして独立します。

 ラジオが普及した頃に自らのショウ『ビング・クロスビー・ショウ』を持って全米の人気を得ます。

 クルーナー唱法を最初に確立したのは、このクロスビーと言われています。クルーナーとは、マイクロフォンの増幅機能を活かし、声を張り上げずに滑らかに発声する歌唱法です。クロスビーの声は、レ

コードやCD等を聴く限り、耳障りな感じが全くありません。ロックと究極に対称的な歌唱法だと思います。クロスビーのどんな歌でも、心地よく癒しを感じるのは、間違いないと思います。本当にいい声です。クロスビーが活躍したのは、第二次世界大戦前後です。こういう時代が、ひょっとしたら、この声を求めたのかもしれません。また、彼の顔を観ると、垂れ目がちです。この顔も世界を引きつけたのかもしれません。ラジオ、TVや映画等、彼の声や顔を観ると何故かホットします。アットホームというか家庭的な感じがします。

Ⅱ 癒しの音楽編  (『ホワイトクリスマス』=ビング・クロスビー)

 『ホワイト・クリスマス』は、古風なクリスマスの情景の思い出を歌ったアーヴィング・バーリンの作詞作曲のクリスマスソングです。バーリンは、徹夜して曲を作ることが多かったらしいですが、この曲に関しては、秘書に「すぐペンをとってこの歌を書き留めてくれ、これまで作った中で最高の曲が出来たぞ、いや、これまで誰も書いたことがないくらい最高の歌が出来た。」と言ったと言う逸話があるので、その通りの素晴らしい歌だと思います。

 この歌は、クロスビーが活躍した時代、第二次世界大戦前後と重なり合っています。それと同時に、古今東西のアーティストが、取り上げるだけでなくヒットさせています。そう考えると、この歌は、平和への思いが凝縮された歌なのかもしれません。この歌には、戦争をイメージする物が全くありません。あるのは、平和、家庭、憩い、癒し、夢、そばで憩う家族、白、純粋、クリスマスツリー、愛と光です。

 ビング・クロスビーが歌う暖かな低音の美声は、全ての人々を癒し、包み込みます。クリスマスは、キリストの生誕を祝うためのものですが、この癒しは、特定の宗教を超越しています。もう、理屈ではありません。キリストの生誕というより、人類が生まれた事を祝う歌のような気がしてなりません。

 ホモサピエンスは、生き残るために、様々な類人猿と戦い勝ち残ってきました。戦うだけでなく、様々な類人猿と交流し交じり合ってもしてきました。私達の身体には、そういう様々な遺伝子が取り込まれています。つまり、そういう遺伝子がなければ、現在のホモサピエンスは、誕生しなかったと思っています。

 今の音楽界は、クラシックでも邦楽でもポップスでも、やたらと高音なものがもてはやされています。また、強烈な早いリズムを持った音楽が中心です。決して否定するわけではありませんが、なんだか、私は、落ち着かないのです。

 どうして、この曲が、いつの時代にも愛されるのか。わかりませんが、きっと、この曲は、これからもずっと、歌い続けられる曲である事は、間違いないようです。

Ⅲ 私は、キリスト教徒ではないのに、クリスマスになると何故ウキウキするの?

 最近、ある日本のジャーナリストが、奇妙なことを言っていました。アメリカの事です。クリスマスになると当然のように飾っていたクリスマスツリーを見かけなくなったというのです。そういえば、日本の商店街もあまり、見かけないように思います。クリスマスの音楽も聞きません。アメリカ合衆国は、裁判やアメリカ大統領の就任演説でも、必ずといって良いほど、聖書に手を置き、話し始めます。そういう国が、クリスマスの季節の風物詩である音楽や飾り付けが無いそうなんです。これから先は、政治の話になってしまうので、私には何も言えません。ただ、言えるのは、何とも寂しいとしか言いようがありません。

 日本人は、どう言う訳か、古代の昔から外国の文化を柔軟に受け入れてきました。ですから、宗教的な対立や文化的な対立は日本国内で比較的起こっていません。ただ、国の政策でキリスト教を弾圧したり、GHQの政策で焚書騒動があったりはしました。が、日本人そのものが、対立したという事はあまりなかったように思います。私が言いたいのは、日本人そのものに、外国文化を疎外するという意識はあまりなかったように思います。かくいう私も日本人ですから、やはり、クリスマスの歌がラジオやテレビでかかるとやはり、ウキウキわくわくしてしまいます。野球やサッカー、そしてフィギュアスケート等も外国のスポーツですが、相撲や柔道と同じように観てしまいます。こういう文化やスポーツは、日本人であろうが外国人であろうが、国境は関係ないという事を日本人は、知っていたのかもしれません。どうしてか?それは、日本人が古くから海洋民族だったからだとしか考えられません。日本の縄文土器が世界中で見つかっています。世界中で見つかるという事は、縄文人が世界中に縄文文化を世界に広げていったという事です。それと同時に、縄文人は、その土地の文化を吸収したはずです。吸収しなければ、その土地で縄文土器を作るなどできないはずです。

 私が、これまで紹介してきた音楽は、どれも、素晴らしいものばかりです。素晴らしいものは、言葉が分からなくても、きっと素晴らしいと思うはずです。こういう素晴らしい音楽を聴くことで、ウキウキワクワクする瞬間をNeospacefuuで分かち合うことが出来ればと思います。レイキに言葉は必要ありません。ただ、ヒビキを感じてもらえれば、それで十分です。長い文章ここまで読んで頂き有難うございます。

https://neospacefuu.com/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次