癒しの音楽編 『小さな恋のメロディ(メロディ・フェア)』ビージーズ

今は、5月なので、『若葉の頃』にしようと思ったのですが、『小さな恋のメロディ』の方が有名なので、こちらを紹介することにしました。これは、イギリスの1971年のロマンチック・コメディ映画の主題歌です。この映画は本国イギリスとアメリカではヒットせず、日本やアルゼンチン・チリなどラテンアメリカ諸国では、大ヒットしたそうです。メロディは、映画のヒロインの名前です。主演をしたマーク・レスターとトレーシー・ハイドそしてジャック・ワイルドの三人は、スゴイ人気だったようです。当時の私は、映画には全く興味がなく、ただ、映画の中の曲だけは、美しい曲だったため、今でも心に残っています。特に、高校の文化祭では、教室からこのメロディーが流れ、トキメキのようなものを感じたものです。

目次

Ⅰ ビージーズについて

Ⅱ 癒しの音楽編 『小さな恋のメロディ』ビージーズ

Ⅲ 世界ではヒットしなくても日本ではヒットする日本の特異性

Ⅰ ビージーズについて

 ビージーズの事を知るようになったのは、この映画からです。ビージーズは、英国王室属領マン島生まれのイギリス人の兄弟3人で構成される男性ボーカルグループです。1963年にオーストラリアでレコードデビューし、1973年からアメリカを中心に活動します。ヒット曲が多数ありますが、『小さな恋のメロディ』は、本国ではヒットせず、日本ではヒットしました。ビージーズのヒット曲は、この他に、『ラヴ・サムバディ』『マサチューセッツ』『イン・ザ・モーニング』『ホリデイ』『ステイン・アライブ』『ワーズ』等があります。レコード・CDセールスは、2億3000万枚だそうです。

 長男は、バリー・ギブ(1946~)、次男は、ロビン・ギブ(1949~2012)、三男はモーリス・ギブ(1949~2003)で、この三人を中心に活動しました。が、モーリスが2003年に早世し、続いてロビンが2012年に死去した事で、ビージーズの活動は、終わりました。ビージーズの曲は、自ら歌いヒットする事もありましたが、楽曲をあらゆるアーティストに提供し、ヒットさせる事も多かったようです。因みに、ロビンとモーリスは双子だそうです。ビージーズは、裏声の美しい高音が特徴です。耳に心地よいサウンドは、世界のどこでも人気が高かったようです。

Ⅱ 癒しの音楽編 『小さな恋のメロディ(メロディ・フェア)』ビージーズ

 ビージーズが1969年の4作目のアルバム『オデッサ』の中の一曲です。当初は、この中の一曲『若葉の頃』がシングルカットされましたが、この曲は、シングルにはなりませんでした。ところが、1971年のイギリス映画『小さな恋のメロディ』で主題歌として起用されると、映画共々日本で話題になります。日本では、シングルで「若葉の頃」とカップリングでシングルカットされ、オリコンチャートで、3位を記録する大ヒットとなりました。

 このヒットは、映画のヒットと相まって人気が高かったようです。この曲を聴くと映画の様々な場面を思い出す人も多くいると思います。しかし、何といっても主役のマーク・レスターとトレーシー・ハイドの瑞々しい演技とジャック・ワイルドの特徴のある演技や、子ども達の模擬の結婚式、大人と子どもの乱闘シーン、最後トロッコで二人が逃げるシーン等が思い出されます。たわいもないシーンのオンパレードといった感じですが、それが、何とも微笑ましく痛快で、決まりに縛られた大人の世界を笑い飛ばしているような感覚を覚えます。その場面場面に流れるビージーズの音楽は、純粋無垢な子ども達の心を優しく彩ってくれます。この映画は、日本でのみサウンドトラックCDが出されていますし、マーク・レスターとトレーシー・ハイドは、何度も日本での上映会で、来日しているようです。2022年10月には、日本公開50周年という事で、この二人は来日したようです。また、昨年は、『ビージーズ

栄光の軌跡』という映画も公開されました。まだまだ、ビージーズの人気も高いようです。

Ⅲ 世界ではヒットしなくても日本ではヒットする日本の特異性

 「日本でしか売れない洋楽ミュ—ジシャン」を指す俗語「ビッグ・イン・ジャパン」がありますが、『メロディー・フェア』は、日本でしか売れなかった洋楽にあたります。何故、このような現象が起こるのかその理油はわかりませんが、日本での宣伝効果が関係しているようです。多分、日本の大衆の嗜好をしっかりとらえた雑誌や洋楽誌が、そのバンドや楽曲そして、映画をプッシュするかどうかがその鍵となっているようです。『メロディー・フェア』は、それがピッタリはまったのかもしれません。

 そこで、「ビッグ・イン・ジャパン」にあたるアーティストをここで紹介します。

 ザ・ベンチャーズ、クイーン、ザ・ランナウェイズ、イアン・ギラン・バンド、超新星等、クラシックでは、バダジェフスカの『乙女の祈り』、映画では、映画監督のサム・ペキンパー監督とこの『小さな恋のメロディ』、韓国のTVドラマ『冬のソナタ』、美術では、クリスチャン・ラッセンの絵画等です。

 こう並べてみると、サム・ペキンパーやザ・ランナウェイズ、イアン・ギラン・バンドは、別にして、比較的日本人は、音楽では、メロディーの美しいもの、映画やTVでは、ロマンチックなものを好む傾向にあるのかもしれません。もっとも、指示した層によって、ハードロックのザ・ランナウェイズやイアン・ギラン・バンドを好むこともあるのかもしれません。ザ・ランナウェイズは、女性主体のアメリカのバンドです。ビジュアルが過激ですが、なんと当時の平均年齢が16歳。ひょっとしてそこが受けた理由かもしれません。イアン・ギラン・バンドは、ボーカルのイアン・イラン(元ディープ・パープル)がリード・ボーカルを担当しているようです。彼の金切声の高音は、凄まじいです。何故、日本で人気が出たのか分かりませんが、そこの部分かもしれません。

 私のブログは、あくまでの癒しがテーマですので、音楽を聴いて疲れてしまっては、元も子もありません。「ビッグ・イン・ジャパン」の中では、やはり、ビージーズの『小さな恋のメロディ』を推薦したいと思います。

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