癒しの音楽編 『雨にぬれても』B・J・トーマス

いよいよ、梅雨が始まりました。という事で、雨に関するブログです。雨というと少し、陰鬱な感じがしますが、B・J・トーマスが歌うこの歌、少しアップテンポで、小気味よいリズムで、思わず歌いたくなる曲です。曲は、バート・バカラック。作詞は、ハル・デビッドです。残念ながら、この三人とも亡くなりました。が、三人のこの曲は、永遠に聞かれ、歌い継がれると思います。高校の同窓会で、この曲をうん十年前にカラオケで歌ったところ、もう一回歌って欲しいとせがまれた経験を思い出します。私の歌が上手かったのではなく、高校の時に流行った歌だったから懐かしかったのだと思うのですが・・・・そういう思い出の歌です。

目次

Ⅰ B・J ・トーマスについて

Ⅱ 癒しの音楽編 『雨にぬれても』B・J ・トーマス

Ⅲ 我が青春の歌について

Ⅰ BJ ・トーマスについて

 B・J ・トーマス(本名:ビリー・ジョー・トーマス1942~2021)は、オクラホマ州ヒューゴー出身でアメリカのポピュラー歌手。1960年代から1970年代にかけてチャート一位のヒットソングを二曲、この曲と「心にひびく愛の歌」を発表します。十代の頃聖歌隊で歌っていました。そのためか、英語の歌詞がはっきり聞き取りやすいように思えます。彼は、アメリカの古くからある音楽、カントリーを中心に歌っているようです。ジャンルで言うと、カントリー・ポップだそうです。このころは、グレン・キャンベルやジョン・デンバー、女性では、オリビア・ニュートン・ジョン、アン・マレー、マリー・オズモンドでしょうか。この時代は、カントリー・ポップスの全盛時代だったかもしれません。カントリー・ポップスは、メロディーが美しく親しみやすかったため、全世界で広がり、その中の1人として、登場したシンガーだったように思います。

 彼は、映画の主演をしたり、二つの書籍を執筆したりするなどしています。また、音楽では、映画の主題歌を歌ったり、イギリスのダスティ・スプリングフィールドとのデュエット等もしています。2002年にはシングルがチャートインしています。

Ⅱ 癒しの音楽編 『雨にぬれても』BJ ・トーマス

 この曲は、1969年の映画『明日に向かって撃て』の主題歌としてヒットしました。映画の中では、主人公達が、自転車に乗って戯れるシーンでこの曲が流れます。曲の雨と映画のシーンとは、全然関係がありませんんが、妙にピッタリとはまっています。確か、主人公は、西部開拓時代のギャングだと思います。追手に追われて大変なはずなのにあのあっけらかんとした主人公達の笑顔は、一体何だったのでしょう。心の底から楽しんでいるシーンにこの音楽は、ピッタリはまっていたため、よくこのシーンは、観るような気がします。

 B・J ・トーマスの声は、この曲のように明るく弾む歌に似つかわしく感じます。音域も広く、低い声から裏声まで力むことなく楽に出します。その力みのない声が、この曲では、いかんなく発揮されています。容姿を見ると男性的な感じがしますが、音楽そのものを楽しんで歌っている感じがとても好感を持てます。確か、アカデミー賞で、歌っているシーンがありますが、たくさんの自転車を使って男女のダンサーが曲芸を披露します。その合間にこの曲をB・J ・トーマスが、歌うのですが、アメリカの文化のレベルの高さが伺えます。動画を見て楽しんでください。

Ⅲ 我が青春の歌について

 我が青春時代は、1970年代です。その時代に登場したアーティスト達は、和洋問わず、印象深く心の中に染み込んでいます。歌いやすさと美しいメロディーとリズム。そして、夢や希望に満ち溢れた時代。それと対極にあるベトナム戦争による影の時代。希望と絶望の入り混じった時代でした。日本では、ベトナム戦争については、あまり、報道を聞かなかったように思います。聴く余裕が無かったのかもしれません。そういう時代だったから、今に残る美しいメロディーがキラ星の如く出て来たのかもしれません。

 高校生当時、みんなは、深夜ラジオにはまり音楽を聴いていました。しかし、私は、身体があまり丈夫でなかったためもあり、夜11時には、寝ていました。それで、授業中に眠たくなるという事はほとんどなかったような気がします。とは言え、定期考査の一週間前からは、夜遅くまで勉強していました。当然、ラジオを聴きながらです。その中で聴いたオールナイトニッポンの終わりに出てきたメロディーを今も忘れることが出来ません。E・フンパーディンクの『ラスト・ワルツ』です。その他に、よく聞いていたメロディーが、このブログで紹介してきました。パーシー・フェイスの『避暑地の出来事』、B・J・トーマスの『雨にぬれても』等です。雨に関する歌は、ジーン・ケリーの『雨に歌えば』やカスケーズの『悲しき雨音』等もあります。次の機会にこういう曲も紹介していきます。そして、まだ紹介していないボビー・ビントンの『ミスター・ロンリー』も紹介できたらと思っています。こういう曲を聴くと、その時は、どうでも良かったことが、今振り返ると貴重な思い出としてよみがえります。

 皆さんにも、昔懐かしい思い出の曲がたくさんあると思います。そういう思い出の曲を聴くことで、人は、皆元気になれます。沈滞していた胸の鼓動が、高鳴ります。胸の鼓動が落ち着いている事は、心を平安を保つためには大切です。が、たまには、いい曲を聴いて逆に心の振動数を上げる事で、活動的になり、生産性をあげる活動をたくさんする事は、人生のメリハリをつけるためにも大切な気がします。

雨が降っていても、家の中だけに留まらず、思い切って外に出て見たら、何かいい事が見つかるかもしれません。そんな歌等も紹介していきたいとも思っています。ただし、警報・注意報が出ている時は、外出を控えましょう。

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